ラーチャえだまめ

リミテッドのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

リミテッド(2022年製作の映画)
4.5
『「新年一発目の運試し」エントリーNo.7』


『“松崎しげる化”待ったなし』


どーもどーも死体に群がるコバエとスタバに群がる女性は同じ原理で動いt……と言うと各方面からほぼ200%嫌われますラーチャえだまめです。未体験ゾーン!!!いよいよ後半戦に差し掛かったシネフィル未踏の「ゲテの頂」に到達した方もまだそうじゃないという方も今日は第7夜



当たり」キターーーー!!!!



引き当てちゃったよ黄金を!!!いやーこれだから未体験は止められません本日はまさにそんな未体験ゾーンと言う名の広大な砂地の中から発掘されたし「金のゲテモノ」ならぬ「金塊」を偶然引き当ててしまったが故に、己の「欲深さ」に苦しれられる男のサバイバル人生を描いた【リミテッド】!!!をご紹介したいのですが??


私事ですが一流スターのほぼ一人芝居が拝めるワンシチュエーション・サバイバル映画って凄い好物で、過去似たような“砂漠地帯で動けなくなる系映画”としてはアレキサンダー・スカルスガルドが地雷踏んじゃって一歩も動けなくなる「アローン」や、アーロン・テイラー=ジョンソンが物陰のスナイパーに狙われ一歩も動けなくなる「ザ・ウォール」などがありますね。ただ本作はそれらと「根底的に異なる」の所が最大のポイントかつ面白い。鎖に繋がれたり周りを敵に囲まれたりなんかして逃げたいのに「逃げれない」のではない、逃げれるけど自らの意志で「逃げない」という選択しているのです!!


だって金塊から歩いて5キロも行けば小さな街があるんですよ?5キロって1日で歩いて行って帰ってこれる距離じゃないですか。金塊を諦めて街に帰れば余裕で助かるわけですよ?あるいは“欠けた金”で諦めて帰れば。でも彼はその場所から動かなかった。誰かに金塊を横取りされたくないから、そしてそこに埋まる金塊“全て”を持って帰りたかったから…。命とカネを天秤にかけ続け「まだいける、まだいける」とまるで我慢大会をし続けるように。そこに人間の欲深さが垣間見えるというか、「GOLD」というタイトルが生きてくるわけです。あ、邦題の「リミテッド」ってタイトルは良くないですね。どうせ助けが来るまでの…なんて安易な考えでつけたのではなかろうか。原題は「GOLD」。まさに「GOLD」に振り回される人間の話ですから、こっちの方がよっぽど作品に説得力がある……(当たり前ですが)



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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