酷すぎる。
無罪になった白人たち。
特にあの女。
ヘイリーベネット、よく引き受けてくれた。
本作に出る意義を感じたのかなと思う。
ダニエルデッドワイラー演じる「母」目線を崩さなかった。本作の良さはそこに集約されているのように。最後まで乗っかって夢中で観ていた。
映画として、、、
と考えると片側からだけの目線の作品。
観ている最中はワイラーの演技に乗っかれたが、観終わると、いろいろと思うところは出てくる。
ただ、やはり本作は「母」がこの起きた事をどう受け止めたのか、、、ここに意義があり、興味深かった。彼女の決断は賛否両論、そりゃあるだろうが、根深き闇の歴史に、そして負の連鎖に間違いなく一矢報いたと思う。
この事件だけ受け止めると悔しいが、どれほど一歩を踏み出すための犠牲があったのか。彼らの目線はもっともっと先を見ている。劇中にも出てきたと思うが、母は息子のためだけではなく、未来のために立ち上がった。尊敬しかない。
