「ショウペンハウアーは人の知性を雑音への過敏さではかった」
大学時代、彼の著書『読書について-他二篇』(岩波文庫)を読み、大変感銘を受けたが、この映画において”ショウペンハウアー”の名前を再び聞くことになるとは思ってもみなかった。
ベルリン・フンボルト大学留学時代、ベルリン・フィルハーモニーを訪れ、五角形の特異な形をした建築物の説明を受けたが、一度くらいコンサートに行ってもよかったかもしれない。
映画館で観そびれた作品で、配信されることを結構楽しみにしていたが、おもしろいと思える作品ではなかった。クラシック音楽好きなら楽しめるかもしれない。
一人の人間の、頂点を極めた人間の栄光と破滅という理解で良いかしら。