GUMI

a-ha THE MOVIEのGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【雑記】

来日公演が延期からの中止でa-haへの気持ちは募るばかり…せめて映画は早い内にと思わず名古屋まで。
映画館音響で聴くモートンの声が美しすぎて恍惚…

日本だと一発屋イメージなんだろうな。
a-haは最初ベストアルバムから入ったのですが、ジャンル幅の広さにまず驚き、のめり込むように聴いた。そしてMVは色男感満載。何なの…全部カッコいい。誰が聴いてもカッコいいのになぜ一発屋扱いなんだと衝撃だった。
それでも、彼らの音楽は知っていても彼らの生き様に触れる機会は少なかった。
見た目が華やかなので、音楽との向き合い方がどんなものか想像にも及ばなかった。めちゃくちゃ音楽に真摯でストイックな人たちだったし、テクニシャンだった。

モートン!ライブ映像以外の動くモートンをあまりたくさん見たことがなかったのですけど、エロすぎる…

とにかく超俯瞰的。自分がよく見えているからこそ自分の価値も理解している。プロとはこういうものかと感服した。
アコースティック版Take On Meで、レコーディング中に出来に満足するあの笑み…彼のにやけ顔を引き出してしまった出来だと思うと聴き方がまた変わった。

ソロ活動でそれぞれがしっかり評価されているプロ集団。
普段から仲良しこよしじゃない分、お互いの音楽道をぶつけ合うという印象だったけど、音楽の絆で繋がるという職人気質をまざまざと。

映像資料が少ないのを写真で補っているあたりは思うところがありましたが、序盤の不穏な空気が終盤に答え合わせのように〆られている流れはよかった。

「俺が邪魔や」的なセリフをチュートリアルのコント以外で初めて聞いた。
自分の歌声を俯瞰視できるモートンの才能よ…

Take On Meのリフ、14、5歳でできていたとは…!
マグネの技巧的アプローチと繊細さに親近感を覚えた。
GUMI

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