チーズマン

フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版のチーズマンのレビュー・感想・評価

4.1
他のを観ようと思って劇場に行ったらたまたま上映してるのを発見したのでかなり久しぶりに観ました。

とにかく全力で走るシーンの多さに表されてるように、その場その時を何があっても常に真っ直ぐに生き抜く人間なんて現実にはいないし、もちろん自分にも無理です。
そうありたいですけどね。

しかし、もしそんな人間が何処かに居たならば、そんな人間は激動の時代をどう生きただろうか、その人生を見てみたい。
そんな、フィクションでしか叶えられない願いを確かなクオリティで観せてくれる、これはやっぱロバート・ゼメキス監督の代表作としてこれからも観られていくんだろうなと思いましたね。

印象に残るセリフも多いし、あとあのアラン・シルヴェストリの音楽もやっぱ良いですよね。



子供の頃に観た時には思わなかったような事、例えばジェニーへの意地悪なまでの救われなさ、歴史的な出来事の恣意的な取捨選択、ある種のイデオロギーの匂いなどを感じてしまうところはありますが、フォレスト・ガンプのあまりにも度を越した真っ直ぐな生き様には心が動かされるものがありますね。
なんででしょうね、主人公のフォレスト・ガンプ、なんだか彼だけは監督のイデオロギー的なところとは別の次元に行ってしまってる感じがするからなんですかね。
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