・チェビー・チェイス出ずっぱり状態。
機転が利いて、仕事が出来て、行動力が有り、さらにスカして調子いい男が身近に居たら嫉妬交じりでイライラしてしまうだろうけど、ギリギリで嫌な奴に堕ちない感じが面白い。そんな主人公にチェビー・チェイスがハマってる。
・不敵というか、嫌われても構わないよ的な雰囲気を漂わせてるコメディのキャラということで、ブルース・ブラザースのジョン・ベルーシやゴーストバスターズのビル・マーレイを思い出す。
・謎の調査過程が結構しっかりしてる。犯人の卑近な犯罪動機が浮かび上がってくる面白さは原作のおかげか。完全にコメディに傾かず、ハードボイルド・ミステリーの風味が案外残ってる分、重要人物の一人であるサリー・アン・キャバノーの姿を見せないところがラストの後味を良くしてる。
・DNA検査が普通になっている今観ると、犯人の計画はちょっと脇が甘いんじゃないか~? と、さすがに思わないでもない。
・音楽がもろ80年代半ば調。音楽担当が同じ人だし、ビバリーヒルズ・コップの影響というか後追いをしようとしてたのか。