スティーヴン豆腐

ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

3.4
弁護士役が本人と見紛う尋常ならざる再現度。

この重た~~~い題材でもほんのりコミカルかつポップに料理してしまうドイツ映画の強かさ。直前に観た『水深ゼロメートルから』の減点要素が本作では払拭されていた。
たとえ深い哀しみや苦難の中であっても人間生きてくためにせにゃならんことは沢山あるわけで(まだ小さい息子もいる母親なら尚更)喜怒哀楽の「喜と楽」を失わず時には明るく振る舞うクルナス夫人は却ってリアリティがあった。(父親が全然動かないのもある意味リアル…)
実際のクルナス夫人の人柄に拠る部分も大きいんだろうけど。