自分の人生は自分のものだ!!
観終わって、そう叫びたくなる
中絶が違法だった1960年代、"ジェーン"に電話をすることが唯一の救いだった
そんな彼女達が権利を勝ち取る物語
宗教、倫理観、身体的理由から中絶の賛否が現代でも問われている中、彼女達の偉大さを感じる
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男性の方ごめんなさい
この時代、本当に男尊女卑がひどい
なので、この作品の中で男性が全てにおいて権限がある
そんな社会を今なら想像できないけど
そんなに経ってないのが驚き
主人公のジョイが妊娠したけれど
心臓がもたないと医師から宣告される
今でも、迷う問題だ
旦那さん(ジョイの旦那さんは優しいが)
中絶をするために、病院の会議も行われる
え?
他人に選択されんの?!
それが、驚愕であり怒りになる
個人的には、権利を勝ち取る姿が作品にでてくるのかと思ってたけど
どちらかと言えば、当時の中絶の実情が赤裸々になる
そこには、医師免許もなく、ただただ使命感で必死に取り組む女性たちがいる
日本でも、同様だったのだろう
この作品を通して、中絶や母体、胎児の命について語り合う場が身近にあるといいのに、と思う
権利の確立と共に、選択できる自由を得ることは重要だ
今、また宗教的な観点から中絶廃止をかかげる問題がある
過去のことでなく、自分達の今の問題なのだと気付かされる作品だった
3月22日から公開です