このレビューはネタバレを含みます
あらすじ1⃣︰これまでに斬った人々の菩提薩埵である❝菩提❞を丁重に弔うため，座頭市【勝新太郞】は，四国地方の８８カ所の札所巡りを思い立つ【思い立ったが，吉日でっせ】❢❢。四国地方に渡った市は，馬で追ってきた若者・榮五郞【井川比佐志】に生命を狙われ，❶如何しようも無く＆❷已むにやまれず＆❸不可抗力で＆❹已むを得ず＆❺已む無く榮五郞を斬り殺してしまった❢❢。榮五郞の妹である，お吉【大楠道代︰安田道代】は，座頭市に切りかかるが，その刀を避けずに敢えて斬られた座頭市に，お吉は次第に好感を覚える❢❢。彼女の話によれば，榮五郞は馬喰町である馬喰の稼ぎを生業としているヤクザ・籘八【山形勲】から３０両の【１両≒￥２０万円で，今現在の時価総額に置き換えると，￥６００万円❢❢】多額の借金を帳消しにするという❶破格の条件を提示されて＆❷破格の条件付きで，座頭市の暗殺を引き受けたと謂れる❢❢。芹ヶ澤の土地そのものを狙って，虎視眈々とその機会を窺う籘八は村へ意氣揚々と乘り込むが，座頭市を後見人に据えた彼女は突っぱねた❢❢。その一方で，籘八一味の❝ドメスティック・ヴァイオレンス≒日本国内だけの暴力❞を極端すぎるほどに恐れる村人たちは，誰もチカラを合わせて戰おうとはしなかった❢❢。狡猾老獪すぎる手練手管を持つ名主の権兵衞は，座頭市と馬喰の籘八が戰って『座頭市』が勝てば，生きてるだけで丸儲けこと❝漁夫の利益≒漁夫の利❞または，『勝ち馬に乘る』という魂胆が透けて見えたのである……。
みどころ1⃣︰１４︰００～１５︰５５にかけて，ＢＳフジテレビにおいて，放送いたします❢❢。どうぞ，お樂しみに❢❢。脚本は，故・乙羽信子さんの亭主である，新籘兼人❢❢。シリーズ・第１４彈❢❢。
