"胸騒ぎ"ならぬ"胸糞"。あれよあれよとfilmarksに踊る文字。しかし「ミッドサマー」「LAMB/ラム」「イノセンツ」と北欧ホラー大好物の我が身にこの主題は抗えぬ。
"他人という名の地獄"警鐘ムーヴィーだった。
モリテン・ブリアン演じるビャアンが得意げにカーステから流す曲タイトルは、先を暗示するかのような"It Never Ends"。
デンマークの家族がオランダ人夫婦宅へ向かう。まずこの設定が秀逸だ。共通言語の英語を媒介に、それぞれの母国語が逃げ水となる脚本の妙。おかげで否応なく盛り上がる心理戦から目が離せない。
とにかく遠方であっても他人の家に一泊するべからず。胸騒ぎがしたら尚更。ついでに行きたくない飲み会も行く必要なし。本能に従って生きよう。