胸騒ぎの山Qのネタバレレビュー・内容・結末

バイオレンスレイク、ファニーゲーム系の胸糞映画で久々に殿堂入りレベルの作品に出会えた。
ただただ胸糞が続くだけではなく序盤は価値観の違いや、他人への違和感、口に出すと角が立つのでついつい我慢して流してまうシチュエーションのあるあるシーン満載で良かった。
ベジタリアンにしつこく肉すすめる、何を話しているか分からんオランダ語、客の子どもを床に寝かせる、医者ではない、怪しげな男に自分の娘を任す不安、ディナー招待からの割り勘からの奢らされ、カーステ爆音、ウサギのぬいぐるみ、子供のダンスにガチダメ出し、ここら辺までは楽しく見れていたが、娘の舌切りシーンの衝撃はここ数年でも最高レベルにショッキングで辛かった。その後の両親は怒りを爆発させるでもなくブルブル震えながら従うのも変にリアルすぎた。奥さんが銃で撃たれたのかと思ったら投石でまた度肝抜かれた。劇中の音楽が最高レベルに不穏でちょっとサントラ欲しくなる。
期待値以上の胸糞映画に出会えたのは久々で嬉しい。