このレビューはネタバレを含みます
道枝くんと福本莉子ちゃん、主演の二人を見て「青木と橋下さんじゃん!」と『消えた初恋』ファンの血が騒ぐ。
『博士の愛した数式』や『一週間フレンズ。』、『50回目のファーストキス』など類似作品は少なくないけれど、映像がひたすら美しく、ただただ眼福だった。
途中まで「これはなかなかの傑作なんじゃないか⁈」と期待していたけれど、一時間半ほど経過したところで突然の急展開(超展開?)に絶句。
いやいや、そりゃないでしょ。
百歩譲ってその展開にするならせめてもう少し伏線を張っておけ。
てか真織ちゃんの部屋、広すぎじゃない?
うちのリビングより広いかも。笑
この作品で一番の苦労人は親友の泉ちゃんだと思う。
真織ちゃんの両親、何やってんの?
二人してオロオロするだけで、親友といっても娘と同い年の少女にさすがに甘えすぎでイライラしてしまった。
泉ちゃん役の古川琴音さんはいい女優さんだと思うけど、いくら童顔でも主演の二人より五つ歳上なので同級生役のキャスティングに少し違和感があった。
第三の主人公と言っても過言ではないので、確かな演技力がある人を使いたかったのかな?
泉ちゃん役を任せられるような若い女優さんが他にいなかったのかな??
道枝くんのお姉さん役を古川琴音さんと同じくらいの年齢の松本穂香さんが演じているのも同様に少し違和感。
こちらはもっと歳上の女優さんが良かったように思う。
ただ、二人とも上手いので演技に不満はない。
限られた時間の中で距離を縮めていく若者たちの姿は切なく儚く、だからこそ美しく映るのかもしれない。
それでもやはり幸せな未来を見てみたかった。