このレビューはネタバレを含みます
《作品概要》
父親の死因は空から降ってきた5セント硬貨が頭に直撃したことによるもの。父親の亡きあと、牧場を引き継ぎ馬の調教師をして生計を立てているOJはある日、空に得体の知れない物体がものすごい速さで移動しているのを目撃し……。
《感想》
本作に関しては少しわかりづらいメッセージ性だったり、1回の鑑賞では理解しづらい内容で、2回目以降から楽しくなっていくタイプの作品だと思った。
今回、一番怖かったのは空の中にいた怪物ではなく、限界を迎えたチンパンジーだった。IMAXで見たから臨場感が凄まじかったので、スタジオの無音と風船が割れる乾いた音がますます怖さを引き立ていた。
気になったところとして、終盤のGジャンとの対峙シーンまでが長かったので、間延び感を感じてしまった。
ただ、終盤に関してはBGMも相まって非常に盛り上がり、あれはまた繰り返し見てみたいなぁと思わせてくれた部分でもありました。
過去作もそうだったけど、ジョーダン・ピール監督はBGMの使い方が本当に秀逸で、緊張と緩和の使い方も非常に上手だなと改めて思わせてくれました。
