パピヨン

破戒のパピヨンのレビュー・感想・評価

破戒(2022年製作の映画)
3.9
先ず日本の史実として、映画界でも語り継ぐと言う使命感は立派だと思います。60年前の市川崑監督による作品、74年前の木下恵介監督による作品とですね。この云われもない差別に心を寄せてみたい方は、「橋のない川」と言う映画もご覧になるとよいと思います。こちらも繰返し映画化されておりますね。
他国の人種差別に関するニュースに触れると、何て愚かな!何て無知な!とか怒りを覚えても、この日本でもこんな歴史があって、それもけっして過去のものとはなっていませんね。
本作品は、映画としては終盤の演出が私としては残念でなりません。もっと観客の心に委ねて、必要以上のカットは要りません。十分過ぎるくらい力のあるストーリーなのですから、ストンと終わらせて欲しい。
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