磨

タヌキ社長の磨のレビュー・感想・評価

タヌキ社長(2022年製作の映画)
3.4
「イカレスラー」「コアラ課長」「かにゴールキーパー」などバカ映画の巨匠(←そうフライヤーに書いてあったもん)河崎実監督が送る“不条理どうぶつシリーズ”の決定版。
皆に愛されるタヌキ社長が、社員と共にライバル会社と闘い、恋に仕事に頑張る姿を描くコメディ映画。

実はタヌキ社長がひたすら出る訳ではなく、シンガーソングライターであるヒロイン・町あかりの歌唱シーン、お笑いコンビ・レインボーやショウショウのネタなど
などお笑いコンビのネタ披露。そんな感じの内容が全体の半分以上なので、思ったモノとは少し違った。
恋に仕事にどころか、違う人の歌に漫才に‥というのが、もはや映画としてどうなの?と思ったけど、なかなかどうしてコレが楽しい。
タヌキの着ぐるみでは動きも限られるし、奇を衒ったような作品は直球勝負ではイカンという事かな…。自分がこういうのに慣れただけとも言えるけど(笑)

河崎実監督作品は「メグライオン」「三大怪獣グルメ」を劇場鑑賞してるけど、一番面白かったかも?

作中で一番笑ったのが、斎藤工の話。まさかのシン・ウルトラマン出演に纏わるのウラ話(?)をここで聞けるとは思わなかった(笑)


そして本作はTOCANA配給。邦画の配給会社チェックしてなかったので見逃すところだった。
最終日に間に合ったけどアブネェアブネェ…
配給だけでは飽き足らず、本作ではTOCANA編集長・角由紀子女史も遂に出演者(インタビュアー)として映画に出演。

ちなみにタヌキ社長の声は大人気声優・関智一。キャストで一番おぉ!と思ったのはこれかも。
磨