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ウィークエンド・アウェイのkuuのレビュー・感想・評価

ウィークエンド・アウェイ(2022年製作の映画)
3.5
『ウィークエンド・アウェイ』
原題The Weekend Away.
製作年2022年上映時間91分

サラ・アルダーソンの小説を原作に描く、クロアチア旅行に出かけた女性二人が、 トラブルに巻き込まれるサスペンス。
監督はキム・ファラント。
レイトン・ミースターをはじめ、 クリスティナ・ウルフ、ジアド・バクリ、ルーク・ノリス、アマール・ブクヴィッチらが出演する。

クロアチアで週末を過ごす旅行が思わぬ展開となり、親友 (クリスティナ・ウルフ) を殺した罪に問われる主人公の女性 (レイトン・ミースター)。
真実を解き明かそうとする過程で、つらい秘密が明らかになっていきます。

誰もが怪しく見え、誰も信用できひん。
主人公が自分で真相を突き止めるとちゅう、フーダニット的(フーダニット whodunit、または whodunnit。 『Who [has] done it?
誰がそれをやったか』の口語的な省略形
これは、誰が犯罪を犯したのかという謎に焦点を当てた、複雑な筋書きのある推理小説を指す。)な面では目新しいことはないかな。
ありきたりちゅうか、大量生産のシナリオちゅうか、とにかくこの手のネトフリ作品はいつもそうかな。
今作品で気に入った点は、不自然なミスリードがない。
不自然なミスリードがなく、登場人物を疑うような場面やと、きちんとした理由や説明があった。
また、主人公は親しみやすく、それほど馬鹿やなかった。
少なくとも彼女の決断にはイライラしいひんかったし、自分やったら違う選択をしたかもしれないと思うところもあるのはある。
でも、彼女の境遇からすっと、なぜその道を選んだのかは多少理解できる。 細かな点では後々まで反映された。
それは、決して観てる側を惑わすための無意味な道具じゃない。
本当は、その例を書きたいけど、ネタバレになるので🙇‍♂️。
外国という設定は、映画的な美しさだけでなく、サスペンスとしても有効でかな。
ヒロインの立場になって考えると、特に自分が慣れ親しんだ常識が通じない国でトラブルに巻き込まれたとき、無力感を感じずにはいられないはず。
特に、自分の慣れ親しんだ常識が通用しない国でトラブルに見舞われっと、周囲の不信感が募り、正しい判断ができなくなることは想像しやすいかな。 全体として、この作品が傑作だとは云えないが、最後まで飽きずに見ることができました。
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