ナマラマナ

グッバイ・クルエル・ワールドのナマラマナのレビュー・感想・評価

2.8
「カスはカス同士で殺せばいい」
このセリフからわかるように、あーー因果応報だよなぁって思ったけど、なんか哀しい空気がずーっと覆っていた映画だった。
これって一重に大森南朋から出ていた空気のように私は感じました。
最後まで悪になれなかった悪徳刑事。なんでこうなっちまったかなぁ~って言っているような。
タイトル通り、残酷な世界とさよならするのはいいことだけど、世間からはみ出てしまった者に対して冷たい世界。
容易く受け入れること、私にはできるのだろうか? 怖さが先に立ち中々できないだろうな、やっぱ。
斎藤工が玉城ティナにした暴力はひどすぎる。ショックだったし、目を覆いたくなったよぉ><
もうどうでもいいや的気持ちになったからなのか、淡々とショットガンを撃つ宮沢氷魚と玉城ティナも恐ろしかった。これが所謂Z世代なの?ってもう日本に16年帰ってない私は思いました。
先にも書いたけど、因果応報! 暴力には暴力が返ってくるってことよ。
でもクライマックスの二人に優しい気持ちになったのはなんでだったんだろう。マドンナたちのララバイ的な感情だったのかも。
オススメ映画!ではないけれど、嫌いじゃない作品でした。
ナマラマナ

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