沖田監督が好きで見たが、子供・高校生パートまでの斜め上を行く不思議な世界観は楽しめたが、中盤から急に失速した印象。別の監督が撮ったんじゃないかとも思ってしまうほど、こじんまりした並みなドラマになってしまった感。働く場所を探したところから、それまでのファンタジックな話から現実的な話に落ち着いていく。悩みを描くより、もっとぶっ飛んだ方向に行って欲しかった。テレビに映る主人公見てそれまでの登場人物が微笑むようなラストいつまで邦画はやってるのだろうか。
緩いオフビートな演出は大好きだが、この手の作品で２時間越えは長すぎ。歯医者の水槽のくだりとか全カットで良いんじゃないか。
あと16mmで撮る作品がここ何年多いが、ブームなんだろうか。フォーカスがところどころ外れてて見づらかった。
個人的にここまで前半後半で落差のある作品は珍しかった。
