このレビューはネタバレを含みます
UFOオタクが宇宙人探して旅に出るって、かなり「ムー」な人である私は以前から気にしてた作品。
大学の卒業制作で作られた映画が、中国で異例のスマッシュヒットになって、って話は聞いてたけど、基本宇宙探索編集部の調査の旅がだらだら続くものすごいナンセンスモキュメンタリー。
冒頭から大笑いして、常に怒ってるオバちゃんはいい味出してるし、宇宙人のニセモノ遺体に520元まではけっこうおもしろかった。
どうやらこの事件には元ネタがあったようで、実際に山東省で起きた「宇宙人の死体を発見した」というSNSのフェイクニュースから来てるらしい。
個人的には、もっとこんなネタをいくつか放り込んで、ガセにもめげずに次々に…って感じでやってもらいたかったかも。
後半、移動の足もなく、広大な中国を徒歩でってのにも無理があるし、さすがにダレるし、これだったら60分くらいでよかったなぁ。この内容で111分は長いわ。
だけど、ネタも面白いし、ダレると言ったけど、全体的におもしろい雰囲気だし、いいセンスしてるとは思う。
ただ、最後出てくるのは、あそこまで「CGです」って映像じゃなくて、もっとクラシカルな解像度の粗いUFOの映像にしておくとか、
もっと言うと、UFO/エイリアン来たんだけど会えず、みたいなノリでもよかったかな〜なんて。
そうそう、スピルバーグがUFOネタの新作映画撮るらしいから楽しみだなぁ。
私はテレビでUFO特集があると必ず録画して見る「ムー」な人です(笑)。