正直観る前から悲劇的な結末が待っている映画のように思われて、観続けるのが難しいかなと思っていました。でも実は主人公の母親の子供は、男性の息子だったことが判る。この映画の設定で余命数ヶ月の女性が恋愛をすることへの罪悪感がないのか?という事への回答が、そこに待っていました。
無理なストーリーなはずなのに、しっかりと観る側に感動を届けることが出来ていて素敵な映画でした。突然男性にダンスをしようと声を掛けたことにも、初めての出逢いの時のエピソードが散りばめられていて素敵な演出でしたね。
それと子供が亡くなることへ恐怖から逃れるためのトイレットペーパーや、ジクソーパズルの1ピースなど、小道具的なものの描きかたも良かったです。また壁越しやドア越しに手と手で交わす会話のシーンも素敵でした。
個人的には映画のタイトルとしては《もう大丈夫》より《ジグソーパズルの1ピース》とした方が良かったとように思うのですが?
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