非常宣言のしんたのネタバレレビュー・内容・結末

長い！ 以上！

だとアレなのでちょっと書きます。以下酷評注意。
金のかかったパニックもので、導入部こそワクワクさせられたがその後はダラダラと続くのみで時間経過と共にテンションが落ちていくのを実感した。
お涙ちょうだいの展開にも辟易としたが、それ以前に脚本として甘さがある。何回か「はぁ？」と声が出た。
2時間20分という長丁場だが削れるシーンはいくつもあると感じたし、何より設定に詰めの甘さがある。
テロリストが飛行機の乗客を全員、あるいは大勢を巻き添えにして自殺したい。これが目的ならば導入部で怪しげな行動を取る必要はなく、むしろ善良な市民として行動するのでは、と思った。どうしても脚本上、怪しげな行動を入れたかったのであれば「そういう行動を取らなくてはならない理由」が必要だったはずだが、本作は詳しくそれを描こうとはしない。後に説明されるのか、と思いきやそういった説明もなく物語は幕を閉じた。
設定などは興味を惹かれたし、悪くないシーンもあったが結果として実に退屈で平凡以下の作品だった。