1stショットの感想がそのままこの作品の感想となるとは…。仰々しい画面なだけで退屈な作品でした。
小便色が目立つ時間が長くて辛かった。
役者とカメラの距離やアングルのバリエーションが狭いってのも辛い。
特に、8ミリビデオの映像が続いたシークエンスや、おそらく超広角レンズや魚眼レンズを使用して撮影されたであろう1stシークエンスの歪んだ映像を長々と見せてくるあたり、この監督は良い映像を撮りたいのではなく、画面が何であれ観客に印象を残したい、という目的を持っているのだろうなと感じました。
もし10分の作品として編集されていたのであれば、それなりに楽しめたかもしれません。しかし、約100分としての作品としては、画面や役者の動きが不足しているし、色が映画向きじゃないなと感じました。