MoriTaka

リバー、流れないでよのMoriTakaのレビュー・感想・評価

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)
4.0

京都の老舗旅館ふじやで、中居のミコトら従業員、宿泊客が、
【二分】間のタイムループに、囚われてしまった姿を描く…

ループを繰り返しても、記憶は受け継がれる設定が本作の肝で、登場人物それぞれの思いが交錯して行くところを面白おかしく描いていく。皆、悪戦苦闘しつつ事態を掌握しようと考えながら、秩序を保ち冷静に立ち振る舞うところは、流石は日本人たちですね~😄

二分間のドラマを繰り返す…これは飽きるなと思う勿れ!喧嘩、自殺願望、恋愛要素などが絡み合いながら、最後まで十分に楽しむ事が出来ます!(オチも含めて)カメラワークも考えられていて、尺も短くテンポも良いんで、このジャンルがお好きなら是非に!

ツッコミ所は沢山あるけど(天候とか…)、総じて…恐らく低予算ながら、制作陣と演者の努力で、素晴らしい作品に仕上がってて…こんな小品(失礼)が、評価されれば多少でも、邦画界も変わってゆくだろうか…有名俳優を使っただけの凡作が、減ってくれれば良いだけどね…🤷

果たして、ミコトたちは二分後の世界に戻れるのか?!

初期位置によって雲泥の差が…風呂場の編集さん(笑)
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