まきゃまてぃ

哭悲/The Sadnessのまきゃまてぃのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.4
エンディングの一瞬、目ぇ痛くなりますわ

謎のウイルスによって、加虐性に加えて欲望のリミッターまで解除された感染者たちが繰り広げる、考えうる限りの、尊厳と人体の破壊。地獄を地上に引き摺り出したかのようなパニック映画でした。

ゴアの面は意外と見せないシーンも多く、個人的には楽しみやすいレベル。しかし、あらゆる手段で尊厳を踏みにじる、細やかな倫理欠如のシーンがなかなか胸をざわつかせて不快感は相当なもの。ゾンビ物の先をいく設定を駆使して画のインパクトが常に活き活きとしてますね。監督は一回、頭にドライバーでも差し込んだ方がいい。

彼氏さんのパートだけロードムービー色が強く面白かったです。