第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門(2022)監督賞受賞したパク・チャヌク監督脚本作。
共同脚本には『親切なクムジャさん』(2005)、『サイボーグでも大丈夫』(2006)、『渇き』(2009)、『お嬢さん』(2016)に続き5度目のタッグを組むチョン・ソギョン。
約2ヶ月ぶりの劇場鑑賞。
遠距離恋愛の彼女に会う前かのような高揚感で跳ねるように向かう。
しかし…なぜか本編を見ながら身が入らない。久しぶりに会えた満足感からなのか…どうにもウトウトするのを抑えることができずに、前半部でコックリコックリしてしまう。
大事な中盤を落としてしまったので、何だかよく分からない映画になってしまった。
しかし翌日…
朝から3本立ての映画を見るも、やはり強く印象に残ってるのは前夜に見た本作。
監督のインタビューや色んな人の考察を読むと…その半分も理解できてない自分が悔しくもあるので、もう一度見直そうと思う。あのBTSのナムさんが5回も見るほどハマってることだし。
韓国では本作のシナリオ集がベストセラーになってるということなので、またもや韓国の人たちの映画に対する教養の高さと、埋めることのできない日本との圧倒的な差を見せつけられて悲しい気持ちになる。
このシナリオが売れるのか…羨ましいような客層をお持ちでらっしゃる。
かたや、本日ミッドタウン日比谷の前でネメシスとかいうふざけたアイドル映画で未だ金儲けしてる大手映画会社に反吐が出る。こんなことしてたら、もう二度と追いつくことはない。