すずや

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のすずやのレビュー・感想・評価

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子供の価値観はその時置かれた価値観によって構築されてしまう…というのをすごく感じられた作品だった。考えててすごく楽しかったけれど、だからこそ、あの終盤のお父さんのセリフはそれで良かったのか…?と悶々とし続けてる。
伝統的な私立校に行けば保守の考えにさらされ、家にいればユダヤ人の考えを浴び、一体自分は何を信じて生きるか?となったら、そりゃ、大事な友達を信じたくなるよね…とも思う。けれど、ポールは差別を受ける黒人の当事者ではないし、ジョニーの立場は分かりえない。あの構造的な差別に自覚的なのはすごく良かったんじゃないかなと思う。
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