このレビューはネタバレを含みます
レオとレミはほとんどの時間を共にするほどの仲良さ。レミのうちに泊まりに行き一緒に寝ることも。
中学生になり、2人の距離感、空気感をクラスメイトにカップルだと疑われ、レオが否定。
それからまわりの目が気になり学校で徐々に距離を置くようになるレオ。レオはクラスメイトの所属するアイスホッケーチームに入る。
同じベットで寝ることも避けるレオにレミが食って掛かる。
課外授業の帰りに、欠席していたレミが自殺したことを知る。
何度もレミの母に打ち明けようとするも出来ずじまい。レミ母は息子の自殺の真相はレオが知ってると踏んでいる。
自分のせいだと後悔する中、考えないようにホッケーや親(花農家)の手伝いに没頭するが、おねしょをしたり、兄のベットで添い寝するようになる。
試合で腕を骨折すると、突如レミ母の職場にアポ無しで出向き、レミへの行為を告白。1度は拒絶するもレミ母はレオを追いかけ抱き締める。
[感想]
とにかく切ない。本人たちが恋愛感情があった仲だったかはわからないが閉鎖的社会の中で差別を恐れての葛藤。出した答え(距離を置く)により大事な人を追い込み死に至らしめてしまった後悔。考えるだけで痛くてしかたない。思春期の多感な時期の少年を描写。誰にも言えない辛さ。
ラストは、はっきり白黒つけられたらまだ救われるだろうが遺恨は残るだろう現実的巻く引きに鑑賞後は気持ちが重い。
