猫目

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーの猫目のレビュー・感想・評価

3.5
近未来のお話です。
青空の下、海辺で遊ぶ子供から一転、衝撃的なオープニング〜ストーリーはアンダーグラウンドへ。丁寧な説明はないので難解だが、俯瞰で観るより自分も中の人間になった気持ちでいると分からないこともそのまま受け入れられるような気がした。想像もしない事が起きるのが未来だから!とドンと構えながら観た。
ジャケ写にもなっているヴィゴが座っている椅子やパフォーマンスガジェットなど、クローネンバーグ監督のアートに振り切ったボディホラー表現がお好きならより楽しめるのでしょう。


【ネタバレ】

個人的にはラストシーンのソールことヴィゴ・モーテンセンは実は自分も更に進化した人間になっていて、チョコバー食べても死んでないよっていう意味に捉えました(願望強め)。
なんか今でも問題になっている廃棄物処理の新しい可能性、人類は嫌でもそちらに近づいているんだよというメッセージにも感じてしまった。
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