otom

スキャンダル・愛の罠のotomのレビュー・感想・評価

スキャンダル・愛の罠(1985年製作の映画)
4.8
オッサンの身から出たサビも側から見てると結構楽しそう。まぁでも劣化したラウラ・アントネッリよりは娘一択な具合。母親の執念深さの遺伝が段階を経て表に出て、更に上行く感じで面白い。オチがどうこうより、そっちなんだと思われる。『サイコティック』同様にヤバめな人間のあれこれを描くジュゼッペ・パトローニ・グリッフィの変な空気と馬鹿みたいな演出が堪らん。低予算な密室監禁ものが故なのか、内装に振り切ってる感じがまた良い。で、OP始まった瞬間にガッチリ捉える流石なモリコーネ。そんな天才の楽曲をユルユルなドレス着てシンセを弾くシーンが最高。
otom

otom