このレビューはネタバレを含みます
原作未読、予告編で過去作(ミスミソウ)を思い出す白銀に映える山田杏奈さんに惹かれて鑑賞。原作を知らないからでしょうか、詳しくは分かりかねますが、適度なゴア描写を交えた丁寧なアクション、シリアスからシュールな笑い、アイヌ文化へのリスペクトも感じる作品でした。
冒頭の二百三高地の戦いから大迫力でした。「1917命をかけた伝令」にも負けていません。戦場の過酷さと主人公杉元の生に対する執着も分かります。銭湯シーンで山崎さんの鍛えられた肉体に感心しました。
アシリパ役の山田さんは、棒読み台詞に違和感がありましたが、アイヌの村のシーン位から、アイヌの娘さんがカタコトの日本語を使っている設定なのかと思い、気にならなくなりました。意思の強そうな眼力は魅力的でした。
お調子者の白石もいい味を出していて、極感の川にに落ちたシーン、狼に齧られるシーンは笑いました。矢本さんにピッタリでした。
あっという間に終わった2時間強。帰りにオソマラーメンを食べて振り返りました。