我が家には
14歳と17歳の息子がいて
性犯罪、ネット犯罪ともに
被害者だけでなく
加害者側に立つ可能性もあるため
リマインダーの意を込めて視聴。
サイバー大国のひとつ
韓国で実際に起きた "n番部屋" 事件の
発端から追跡、末路までを収めた
犯罪ドキュメンタリーです。
本当にたくさんの少女たちが
甘い言葉に騙されて
男たちの "操り人形" となり
裸の写真を撮らされるだけに留まらず
個人情報を晒されて
不特定多数の人物に襲われたり
書くのも指が腐りそうな行為をさせられた
人間地獄の一部。
まず驚いたのは
息子たち2人の知識量でした。
実際に
友だちがやっているとか
知り合いが被害に遭った、まではいかなくても
写真の流布はとても身近で
チャットルームでの脅迫なども体験済みでしたし
アプリ関連の情報も豊富でしたねえ…
「これって閲覧者として潜入するより
管理者を1人捕まえたときに
その人のフリをして潜入調査したほうが
芋蔓式に捕まえられるんじゃないの？」
と言う母に
「管理人になるってことは
運営もしなきゃじゃん。
新しい動画や
晒す個人情報をどうやって用意するの？」
…なるほど。
報道初期の世論の反応の薄さに
「…まあそうだよな」と言いながらも
胸くそ悪い、と
2人ともしかめっつらでしたけど。
首謀者の男たちだけが悪魔なのではなく
彼らの逮捕が全てでもないということを
改めて見て感じられたことで
これからのサイバー土台の人生の中で
うっかり選んでしまうかもしれない
「はい」を踏み止まって
「いいえ」をクリックできる力に繋がるのなら
知る価値はある不快なんだと思います。
