イタリア映画だと思ったらデンマーク映画だった。
デンマークでシェフとして働くテオは父親の遺産を売却するためイタリアを訪れる。人生やり直す系の映画は好きだし、美味しそうな料理が出てくる映画も好き。
デンマークのレストランや家のインテリアも洗練されて素敵だったけど、トスカーナの大自然の美しさは半端なかった。料理も目で楽しめた。でも上から花散らしたり、あまりに小洒落てるのはそそられないな(笑)
最後の方までヒロインであるソフィアが好きになれなかったのが残念。第一印象も悪かったし、その後も婚約してるくせにテオに対して色目使ってる(ように見えた)のがちょっとね…。テオとソフィアの出会いも良いものではなかったけどこちらはあっという間に意気投合。母親に怒りを抱えていると言われたテオの表情も柔らかくなり…。
こういう系統の話はラストも予想がつくけど、概ね満足のいくラストだったかな。過去のことを知ったらソフィアの揺れ動く気持ちもわからなくはないけど、テオにもソフィアにも振り回されたあの人はかわいそうだったわ。