鍋山和弥

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Elevenの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ふと、アメリカの、9.11の、わざと、テロを、させた疑惑を、思い出した。マスコミも、ネットも、政府の、情報操作で、真実は、ねじ曲げられているかもしれない。情報化社会の中、何が、真実で、何が、嘘なのか?逆に、見えづらい。真実を、知るには?直接会っての、コミュニケーションだと、今までの、感想文には、書いたが、『クゼ』には、それすら、信じられなかったらしい。それは、『クゼ』には、真の仲間が、いなかったということかも。『クサナギ』には、『公安9課』の、仲間がいるが、『クゼ』には、いないのが、『クサナギ』と、『クゼ』の違いだろう。そこを、考えると、真の仲間を、得る方法は、やはり、これまでの、感想文の通り、直接会っての、コミュニケーションだと、やはり、思う。その末、見つけられなかったのが、『クゼ』というだけ。『クゼ』は、運が、悪かったのだ。それでも、『クゼ』は、『クサナギ』には、出会った。真の仲間になる前に、『クゼ』は、死んだが、やはり、これも、運が、悪かったということか、・・・・。『クゼ』は、肉体を、捨て、ネット上に、『ゴースト』の、集落を、つまり、楽園を作ろうと、考えた。これは、この『攻殻機動隊』シリーズの、根底のテーマの、精神と、プログラムの境界とは?に触れている部分。人間と機械の、境界は?この楽園は、ホントに、救済か?この救済は、無い方が、いいだろうというのが、僕の意見だ。ネットなど、発達せず、直接会って、コミュニケーションを、取るのが、一番いい。直接会っての、コミュニケーションが、一番、心の交流になると、僕は、信じている。直接、会いもしないで、どうして、相手のことが、分かろう?会ってもない相手を、ネット上で、叩く。これは、安全ゾーンから、好き勝手に、悪口を、言っているのだから、無責任だ。『クゼ』の言っていた、都合のいい解釈で、行動する者達とは、恐らくこうだ。『クゼ』は、ネットと、融合する方法を、取ったが、僕は、逆だと思う。むしろ、ネットに頼らず、直接会って、対話した方がいい。直接会いもしないから、残酷に、悪口を、投稿してしまうのだ。直接会って、相手を、大切に思えば、滅多なことで、相手が、傷付くような、悪口は、口にしないはずだ。真の仲間なら、気遣うことが、できるはずだ。ネットは、これからも、発達し続けるだろうが、ネットは、人が、傷付くだけで、何ももたらさないかもしれない。情報は、たくさん入るだろうが、誤った情報ばかりかもしれない。無責任な、書き込みで、自殺に、追いやられたという、話もあるし、・・・・。果たして、情報化社会が、もたらす物は?
鍋山和弥

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