2017/アメリカ/109分
リチャード・ギア
ピーター・ディンクレイジ
ウォルトン・ゴギンズ
ブラッドリー・ウィットフォード
好みー。
事実に基づくだけど、着想程度でさして事実に則っている訳ではないので、純粋に映画として観て面白かった作品。
自分をキリストだと信じている３人の妄想型統合失調症患者を同室にして、心理的にどのように影響があるかを観察するお話。
1950年代後半当時、当たり前に行われていた電気ショックや薬物療法に異議を唱える医師役リチャード・ギアと患者三人との心の交流もの。
リチャード・ギア、当然だけどかーなりおじいちゃん。
得意のピアノ演奏もみれる。素敵でした。
そして、P.ディンクレイジって信念を曲げない、やや気難しめの役がよく似合う。
面白いのは自称キリストの３人は少しずつお互いを理解して、自分達で落としどころを決めたように距離を保ちつつ友情を育む。
３人を'キリストではない'現実へ目覚めさせることが果たして正解なのか、わからんな～わからんわからん、とか観てたのでラストにかけての描き方は好きだった。
リチャード・ギアが望んだのでは無いだろうけど、ベッドシーンとやたら小さい子供のお父さん設定はもう辞めればいいのにって思う。
