雨丘もびり

ザ・メニューの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
2.5
【薄味SAWの生煮えレア、ナイヴズアウト風】
軽く笑えて気分転換にはなる110分。高級レストランには縁無い私も今後、ライヴ等で関係者席がガラ空き&立ちも盛り上がりもしてねーサマ(そのくせへーきでご招待されました~とかInstaに特別アピして、あたしらの高い入場料でタダ聴きしたクセにかわいーすごーいかんどーしか言えんのか!)を見たら、マシュマロかぶせて燃やしたれって思えて内心愉快にはなれるかも。チョコで目ぇ塞がっててウケる。
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でも実際のところ得してるのは(たぶん)一般客の私たちで、太客以上の出資者がいるおかげで何とか持ってる商業がほとんどだと思うんだけど...入場料とか食事代だけでペイできてる産業ってあるのかな?S席もP席もない映画館って逆に不思議。
むしろたまにしか来ないくせにパトロン気取りの(金払ってるんだから何言ってもイイと勘違いしてる)一般客の方こそマッシュされて欲しいけどな。
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ともかく本作、皮肉のドギツさとしてはそれほどではなく、良くも悪くも浅い印象でした。
自然と最後までヘラヘラ笑って観れちゃうけど、愛も執着も感じなかったのはむしろこの作品の方かも。半笑いのフワッと仕立て。可もなく不可もなく。