山下敦弘監督、綾野剛主演のコメディ映画。
中学3年生の岡聡実と四代目祭林組若頭補佐の成田狂児との奇妙な友情を描いた物語。
土砂降りの中を1人で歩く成田は、中学校合唱コンクールの会場の前で足を止める。
聡実は合唱部部長で第3位になりトロフィーを取りに行った所、狂児から、カラオケに行こうと突然誘われて拉致される。
何でも狂児のいる組では年に4回カラオケ大会が開かれ、そこで歌ヘタ王になると組長に下手くそな刺青を彫られるという。刺青が嫌な狂児は何としてでも歌ヘタ王を回避すべく、カラオケで聡実の指導のもと特訓を始める・・・。
【キャスト】
成田狂児：綾野剛
岡聡実：斎藤潤
祭林組 組長：北村一輝
森本もも（合唱部副顧問）：芳根京子
小林：橋本じゅん
唐田：やべきょうすけ
銀次：吉永秀平
尾形：チャンス大城
峯：RED RICE（湘南乃風）
松原：岡部ひろき
中川：八木美樹
和田：後聖人
岡優子：坂井真紀
岡晴実：宮崎吐夢
和子：ヒコロヒー
田中正：加藤雅也（友情出演）
予告が凄く面白そうで、笑えて泣けるストーリーを期待して鑑賞。
ヤクザと中学生のあり得ない組み合わせでカラオケに行くなんて考えつかない発想です。
綾野剛はヤクザ役が本当によく似合います。
真顔で「紅」を歌いまくる今まで見た事がない綾野剛を堪能できるのは、最高です。
斎藤潤が丁度声変わりの時期と重なり絶妙なタイミングでの起用で唯一のキャスティングだったんでしょうね。
観客からは終始クスクスと笑い声がして楽しく鑑賞できました。
聡実がヤクザの皆の歌を聞いて一言コメントする本音がオブラートに包んでいないので爽快でした。
ラストの聡実の紅の熱唱ははっきり言って騙されました。泣くでしょう。
狂児は聡実好き過ぎるでしょと突っ込んでしまいます。
北村一輝が意外とお茶目でしたね。
