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カラオケ行こ!の青のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
5.0
原作ガチファン同人誌争奪戦に敗れし者のレビューです


良すぎたわ。
脚本監督キャスト発表の時点で「良い」予感しかしてなかったけど、余りにも原作コミックが好きすぎてさすがの野木さん山下監督綾野剛でも無理があるのではないか…とある意味期待値は低めに設定してた。のが良かったのか悪かったのか、映画として素晴らしいすぎて言語化難しいレベル。
野木さんもあらゆるインタビューで仰っていたが、やはり成田狂児を「実写」にする点についてが一番難しかったやろうな〜〜と推察するが、その高すぎるハードルを悠々と超えていく綾野剛の俳優としての底力を見た。これは希望を多分に含んだ戯言やけど、伊吹藍を経たからこそ、この成田狂児を演れたのではないかと思う。伊吹藍をあんなに愛していて、伊吹と離別するのに「今までで1番苦労した」綾野剛やからこそ14歳の男の子にカラオケ指導をしてもらうファンタジーヤクザを受肉できたのでは。
ありがとう本当に。よかった、本当に。

それはそれてしてファーストショットが【濡れたシャツに透ける刺青】ってのがマジ…………映画館で「うわっ!」て声出したの初めて…………。
びっくりセクシーで声が出てしまったが、あれは原作未読の人にも一発で反社やと判別できる良いファーストショットやったね。
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