よしの

カラオケ行こ!のよしののネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

先に原作漫画を見てしまうと少し物足りないかも知れません。

本当に個人的な感想なのですが、一番は腐女子に媚び売りすぎじゃない?っていうことですね。私は原作漫画の「少年を可愛がる近所の面倒みのいいお兄ちゃん」みたいな雰囲気が好きだったのに、なんかこう「クールでツンデレな少年と人たらし兄ちゃんのラブコメ」見せられてるみたいで、途中から「見たいのこれじゃなかったなー」という気持ちで見てました。

特に傘を返すシーン。晴れなのに傘さして、少年が近づいてきたらさしてあげるってなんなん……?必要なシーンなの?なんか、女視聴者に「お姉さん、相合傘とかどうです〜?」と見せつけられているようで、すごい冷めました。

あと、狂二が聡見くんの学校の前に来て、中学生の痴話喧嘩見たあとの反応とか。んーーーーーなんか、そういう妄想させたいってことですか?って裏書きすぎてめっちゃ冷めました。

あれは原作通り、聡見のことを子供だと思ってる狂二が「気楽でええな〜」と無神経なことを言って、聡見くんがブチギレるっていうのが良かったのに。私はそれが見たかったんですよ。本当に残念です。

腐女子歓喜映画に寄りすぎましたね。そういう目で見てないものが、そういう対象になるのってすごい嫌ですね。今回のはすごい思いました。
よしの

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