kazu1961

野いちごのkazu1961のレビュー・感想・評価

野いちご(1957年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-493 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋人生の終わりに差し掛かって旅をする老医師の1日を通じて、人間の“老い”や“死”、“家族”をテーマに夢や追想を織り交ぜて描いたベイルマンの秀作。青春時代の失恋の思い出を“野いちご”に託した、優しくて叙事詩的な素晴らしい作品です。

🖋️主演にスウェーデン映画の基礎をなした名匠シェストレムを主演に迎え、女性を描く名手のベイルマンのミューズ、ビビ・アンデショーン、イングリッド・チューリンかわ艶やかに共演しています。

🖋️深い物語とモノクロならではの美しい映像で奏でられた、人生の豊かさと優しさに溢れたベイルマンの中では比較的分かりやすい作品です。

😌Story:(参考: Amazon )
ストックホルムで孤独に生きる79歳の老教授が、名誉博士の称号を授与されることになった。式典の日の明け方、自分が葬式馬車の柩のなかに横たわっている夢を見る。車で式典に向かう途中、教授は昔住んでいた屋敷に立ち寄る。そこで野いちごを見つけた彼は、若き日の悲恋を回想する。そして車は式典会場へと向う。

🔸Database🔸
・邦題 :『野いちご』
・原題 :『Smultronstallet』
・製作国 : スウェーデン
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1962/12/01
・上映時間 : 89分
・受賞 : 第17回ゴールデングローブ賞
外国語映画賞
・監督 : イングマール・ベルイマン
・脚本 : イングマール・ベルイマン
・原作 : ※※※
・撮影 : グンナール・フィッシェル
・音楽 : エリク・ノルドグレン
・出演 : ヴィクトル・シェストレム、ビビ・アンデショーン、イングリッド・チューリン、グンナール・ビョルンストランド

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが、ひとりの老人の1日を通して人生のむなしさや孤独をつづり、ベルリン国際映画祭金熊賞をはじめ数々の映画賞に輝いた傑作ドラマ。名誉博士号を授与されることになった老教授が車で授与式場へと向かう道のりを、老教授の回想や悪夢を織り交ぜながら描いていく。老教授を演じるのはサイレント期の名監督として知られるビクトル・シェストレムで、本作が遺作となった。2013年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。2018年の「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)でもリバイバル上映。
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