映検五級

レジェンド&バタフライの映検五級のネタバレレビュー・内容・結末

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日に映画を観るのは多分初‼︎

公開前は、なぜ今頃、信長を映画にするの?って思ったけど、
キャストは、木村拓哉と綾瀬はるか、監督が大友啓史で期待感がかなりあって、休みが取れた!ので初日に鑑賞。

いまの時代に描く新しい信長と濃姫の物語・・・

信長の物語は有名すぎて、最後は本能寺の変で終わることもわかっているから、その場面に近づくにつれ、救いがないし痛々しくて少し目をそらし気味になってしまう。

それでも最後を見届けられるような、木村信長の傷ついても、追いつめられても、最後の最後まで心は折れずに闘い続ける姿勢、顔つき、言霊。

娯楽映画だから、やっぱり観た後は気持ちよくありたい、でも甘すぎファンタジーでリアルさがないのもごめんだという我儘かもしれない自分の気持ちを、とても上手く満たせてくれたギミックが仕込まれたエンディング。

・文句なしの3時間の超大作。長過ぎでも短過ぎでもなし。
いまの時代に描く新しい信長物語。根底にあるテーマは、生きていくなかで抱く苦悩、そして夫婦の支えあいと愛。

また明日からも仕事を頑張ろうと思った。そして、妻と子どもを愛していこうと思った。

☆★
その他特に思ったことを下記に箇条書きします。

・映像がむちゃくちゃ綺麗。山、川、海、そしてお城🏯も迫力あり。総制作費20億円の触れ込みに偽りなし。

映画は、映像が綺麗だと癒される。

・新しい解釈の信長像。
見た目にこだわりカッコつけてるけど、実はそんなに器用でも強くもない(濃姫が強すぎるだけかもしれないが。)。
そんな信長が戦国時代の波に乗り、魔王と化していくが、そんな一面的ではあれない人の弱さや脆さを混沌とさせながら突き進んでいくしかない姿。

・濃姫は、おてんばを超えた強さ(信長との取っ組み合いが凄い!)と優しさと、そして心の奥底にある哀しみを抱えながら希望を見出そうとする姿。

・斎藤工の徳川家康は、特殊メイクが見事で分からなかった。エンドロール観て驚き。パンフレット購入して確認しちゃいました(笑)
映検五級

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