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金の国 水の国のプライアのネタバレレビュー・内容・結末

金の国 水の国(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

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裕福だが水源がないアルハミト国と、水と緑は豊かだが貧乏なバイカリ国。
隣国同士だが長年争いが絶えず、壁を築いて国交断絶してた。

そんな時、古の昔に約束していたことが実行された。
バイカリで最も賢い男、アルハミトで最も美しい女を互いに贈り合う。
ところが両国とも犬や猫を送った。

「賢い男」は、アルハミトの93番目の王女・サーラの婿となったが、
それが犬だと国王が知ったら戦争になりそうなので、黙っておいた。
サーラは太ってて冴えなかったが、心根がやさしかった。

「美しい女」は、バイカリの建築士・ナランバヤルの嫁となった。
そんなある日、偶然がきっかけでサーラが国境を越えてしまった。
そこでナランバヤルと出会い、親しくなる。

そんな折にサーラは姉から、結婚相手を見せろと言われる。
でナランバヤルにその役をしてもらい、それで親しくなる。
こうしてナランバヤルはサーラの屋敷でしばらく世話になることに。

ナランバヤルは平和主義者で、両国の国境を開くよう尽力する。
そのためにバイカリ国から水を送る水路を作るよう計画する。
アルハミト国の王女・左大臣らは平和主義で、力を貸してくれた。

王・右大臣は戦争でバイカリ国から水を奪い取ろうとしてた。
そして王女・左大臣とナランバヤルが手を組んだことを右大臣が知る。
こうしてナランバヤルとサーラは命を狙われる存在となる。

でも平和主義側の多くの仲間達の協力で生きながらえることができ、
ついにサーラとナランバヤルは王を直接説得、成功!国交回復。
サーラとナランバヤルは結婚、めでたしめでたし。
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なかなか練られたシナリオやったな。
全編を通じて色んな所で泣いてもた。変なところで泣く癖あるわ。

まあナランバヤルがホンマに賢かったのが、この物語の全てよな。
物事を多角的に見たうえで、解決策を考えられる男だった。
あれがそのへんにいるふつーの男なら、何も起きてないw

片方の国は超裕福で水がない、もう片方の国は資源が豊富・・・。
これなら国交を開くのが最善の解決策ってことくらい明らかやけどな。
それをナランバヤルがしただけ。参謀や政治家は一体何やってたの?w
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