ヒトの感情の根源には恐怖があり、恐怖の根源には笑いがあるのかもしれないと思わせる映画。
ヒトを殺す以外でどうしたら助かるのだろう?
その解決策が提示ないし推察された方が助からなかった時の絶望感は一層ますことから、本作ではそれが化物?と闘うラストになったのではと考えるが、それでも所感としては別の解決策も欲しかった。(闘っても勝てる気はせんのでな!)
アクション映画同様、ホラー映画もスタイリッシュじゃないと現代ではウケないのもしれない。(本作がスタイリッシュじゃないとは言ってない。)
『MEN 同じ顔を持つ男』よりも社会性が明確じゃないぶん評価も低いのかもしれない。(しかし、設定もしっかりしているし、良質なホラー映画であることに異存はない。)