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あつい胸さわぎのTaulのレビュー・感想・評価

あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)
2.0
『あつい胸さわぎ』鑑賞。乳がんはあくまで題材に揺れ動く青春の胸のうちや母親や廻りの人達との関りを前向きに描く。元が舞台とあまり感じさせない活き活きとした人や街の雰囲気。身体に関する表現は想像の範囲内で女性監督だったらどうだったのかとつい思ってしまう。撮り方や編集、劇伴とこなれていないとこが目につくが温かさを感じる1本。

『あつい胸さわぎ』主役の吉田美月喜の体当たり感と常盤貴子の映画が小さく感じる存在感。前田敦子はもはやお決まりの枠。『ケイコ 目を澄ませて』で光った三浦誠己、佐藤緋美が出ててまたも魅せるし、『マイスモールランド』の奥平大兼がやはりナチュラルで映画が締まる。好きな役者がたくさん見られて得した気分。
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