スワヒリ亭こゆう

シング・フォー・ミー、ライルのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

3.0
予告で大泉洋さんの歌が良いなぁと思って映画館で観てみることにしました。
映画の中にここまで善人ばかりで敵役のオジさんも騒音に対しての苦情と考えたら全く悪い人じゃないです。
総合的に見ても子供が楽しめるように作られた映画です。
じゃあ大人は楽しめないのか?というと配役に主人公の少年ジョシュともう1人の主人公・ヘクターにハビエル・バルデムを起用し、ジョシュの父にスクート・マクネイリーがいたりと渋い役者を持ってきては辺り抜け目ない映画ですね。
更にワニの主人公ライルは僕は馴染みのない人なんですけど、ショーン・メンデス。で、僕は吹き替えで観たんですけど大泉洋さんがライルの歌の吹き替えをやってるんです。更にライルは話は出来なくて、歌は歌えるというキャラクターなので大泉洋さんの話し言葉の吹き替えは無くて歌のみ!
コレも豪華キャストだし、面白い試みですし、歌が良いんですよ。
予告で見た時の『最高の世界』の楽曲が僕は気に入ったんです。
なので、『最高の世界』の歌唱シーンが1番好きです。
ハビエル・バルデム演じるヘンリーと歌う曲も良いけど、胸踊るのは『最高の世界』でした。
正直言ってもっと、この曲を歌うシーンが観たかったです。

映画の内容に話を戻しますが、ライルのキャラ設定が微妙に思いました。
歌は歌えるけど、言葉は話せない。
感情を歌に乗せて表現出来るんですけどね😅
言葉が話せると、ショーで客前では歌えない事に説明ができてしまいますからね。
子供向けという事で細かい設定は気にするな!と言った所でしょう。

プリム一家がライルと出会い、それぞれの人生が好転していくんですけど、イマイチその辺りは詳しく見せません。
この辺をもう少し詳しく見せてくれないと曲の評価抜きで映画だけでは物足りないですね。