ハレルヤ

シング・フォー・ミー、ライルのハレルヤのレビュー・感想・評価

3.8
新しい環境に馴染めず臆病な性格の少年のジョシュ。そんな彼が引っ越した先の屋根裏部屋に住んでいた歌えるワニのライルと出会った事で、自分の殻を破って互いに成長する姿を描いたファミリードラマ。

大体こういう映画だろうなという予想していたら、良い意味でその通りの映画でしたね。やっぱり安心感がある。それは大事。

ライルはワニだけど愛くるしさは満点で、可愛さを凄く感じましたし、歌が巧い特徴も存分に活かされた内容でした。歌の巧さがあってもステージ恐怖症。そんな自分を変えるキッカケは一緒に住むことになったジョシュの存在。ラストのステージではその絆をしっかりと感じ取れるもの。

ライルと最初にパートナーを組んでたマジシャンのヘクター役にはハビエル・バルデム。比較的寡黙な役が多いイメージの彼でしたが、こんな明るい役もガッツリやれるんだなと彼の実力を改めて実感した作品でもありました。

まぁ劇中ライルもジョシュの家族も周囲にどんだけ迷惑かけてるんだと突っ込みたくなる感じなのは事実。でも王道の映画の良さは全開なので、変に考えすぎなければ楽しめると思います。
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