【OUTLINE】
#MeToo運動のきっかけとなった新聞記事の実話。ハリウッドに蔓延する、セクハラ・性暴力問題。そう簡単には告発できないような苦しすぎる事実ばかりでも、告発がなければ未来は変わらない。
ニューヨーク・タイムズの2人の女性記者はひたすら、真実を公にしてくれる被害者と、事実の根拠を求めて飛び回る。
【REVIEW】
記者達だって、その身に危険が及ぶかもしれない恐怖がつきまとう。それでも彼女達は正義のために職務を全うした。
たった2人の努力とたった2人の勇気だけで、世界は大きく変わった。まだまだ問題は溢れかえっているとしても、時代の潮流は確かに変わったはず。その告白が世界を変えたように、この映画が広く認知されればまた少し世界が変わるはず。そう思える映画だった。
広い道路をポツンと孤独に走る車。視界を茂みに阻まれた画面で撮るランニング。サントラが小さくフラッシュバックする中での告白。全演出が、痛みを抱え、勇敢に行動した女性の苦難と不安を描く実話に確かな重みを与えいた。
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直近の鑑賞:映画館(23.01.13)