このレビューはネタバレを含みます
82分というかなり短い尺で軽く観れる映画なんだけど、軽く観れる中でも結構満足できる。
タイムループについての解説に説得力があって、現実での自分の日常も実はタイムループなのではないか、とか考えてしまう。
逆に普段の日常もタイムループと変わらないんじゃないかとも思える。そこがこの映画の面白い部分でもあると思うし、そう思うと最終的なメッセージ性もグッとくる。
後半は自分が予想してた展開とは全然違う方向に行ったんだけどこれがまた良かったし、メッセージ性も好きだった。
コメディ面も面白くて、部長にプレゼンするシーンは声を出して笑った。
そして部長が良いキャラしてた。彼の「歳取りたくねえ!」という口癖やいつも漫画誌を読んでいる細かい部分も後半になると結構切なく感じるようになった。
最後はタイムループが終わるが、結局上司が自分からかつての夢に向かって動くまでずっと同じような日常が続くというオチにも見える。
良作