タイムループもの。
コミカルで、ループものならではの手数も十分あり、どうすれば抜け出せるかの説明も丁寧。
半分くらいの所、部長にループしてることを伝えるプレゼンあたりまではこのジャンルの名作になれるくらいのポテンシャルがあって面白かった。
が、そこからの展開はなんかトーンダウンしてる感じ。
やっぱりもっと重大な事件・事故の可能性が浮かび上がってそれを阻止する、という方向に行かないと、もうそこからはハラハラはできないんじゃないか？
オチというか、ループしてる原因が地味に感じた。
おそらく観てる側は社員の頑張りに感情移入しているので、そこで部長のドラマが出てきてもなんか違うんだよなぁ、ってなっちゃう危険性はある。
だって、最後は部長の気分次第みたいになってたし。
終わり方もなんか中途半端。
ハッピーエンド感はもちろんあるが。
あと気になったのは停電の原因。
これの説明がなかったが、これをちゃんと理由付けて伏線にできたら、もう一段階完成度が上がったと思う。
もっと言えば、ハトがぶつかるのにも理由欲しかった。
とはいえ、このタイプの映画では十分合格点の面白さ。
観て損はない。
