動物を飼ったことがある者なら誰しも経験するペットとの別れ。
その突然の悲しみを乗り越えられるのか?
ある日生まれてからずっと一緒に過ごしてきた猫のミミが亡くなり、悲観する少女のツキだったが、亡くなった筈のミミにそっくりな風貌の謎の生物"ネコ"が現れ、2人は一緒に我が家まで帰ろうとするっちゅう話。
U-NEXTの配信がもうすぐ終わるよ。と聞いてワンニャン愛好家としてこりゃあみとかんとやな。と見たわけですが、
この荒川ちか監督の作品は今回初めて拝見したんですけど何とも言えない独特な世界観には引き込まれるし、なんと言っても荒川監督自身が"ネコ"役なんだけどね、
可愛いが過ぐる!
しかも牙が並んだお口のネコが無性にグロいのもまたキュンポイントですし完全にメイドインアビスの"成れの果て"っぽい見た目でグロ可愛ぇよなぁ。
それはそうとテーマは悲しいんだけど物語全体は優しい空気に包まれてて、悲しみを受け入れて少しづつ前を向いて行こうっちゅう荒川監督の思いが詰まってて、15分ながら死を考えさせられると同時に癒しをも感じてしまう手腕は流石ですな。
僕も昔に飼ってたニャンが死んだ時は中学生ながらめちゃんこ悲しかったし落ち込んで学校どころやなかったですし、時が過ぎても家族を亡くした悲しみはやっぱり消えないね。
今はニャン1匹とワン2匹と共に過ごして居るけど、もし3匹とも皆んな居なくなったら今度は果たして乗り越えていけるんかな?
もしかしたら立ち直れんかも知れんし考えたくもないんですけど、今この瞬間にもいっぱいモフモフゴロゴロしようと思う!