たかし

ちひろさんのたかしのネタバレレビュー・内容・結末

ちひろさん(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

弁当屋「のこのこ弁当」で売り子してるちひろさん。元風俗嬢。

キャラクター↓
オカジ:2年女子高生。ちひろさんの隠れファン。家庭内の空気重い食事が嫌い。
マコト:小学生。口が悪いが夜の仕事してる母ヒトミ想いのやさしい子。
多恵:目の見えない入院中ののこのこ弁当店主の妻。ちひろは本名・綾として秘密裏に接近。仲良し。
べっちん:ホームレス(通称:師匠)を通じて知り合ったオカジと同級生の不登校。マンガ繋がり。
バジル:ショーパブの踊り子。ちひろと親友的仲。男見る目なし。内海に好意。
内海:ちひろの居た風俗元店長。離婚を機に熱帯魚屋はじめる。ちひろとは親子のような関係。祭りの金魚すくい出店で再会。

ちひろという名は源氏名。本名は綾。源氏名は幼少期出会った風俗嬢から取った。
多恵は病室に来てくれる綾が自分いない間に雇ったバイトのちひろだと気づいていた。はじめて弁当屋に行ったときに多恵と会話したことが親近感わいた(同じ星の人)。
退院後、みんなでお月見。途中退席して帰路につくちひろは、街を離れた。
ちひろを雇った理由は、弁当を残さずキレイに食したこと(店主曰く)。
そして、いまは牧場で牛の世話をしている。。。

[感想]
堂々と、飄々と、ハッキリと。
人生観の荒波くぐってきたからこその余裕なのか、達観なのか。ちひろさんの発言は憎めなくむしろまわりに好かれるようだ。
繋がりが増えすぎたのか、街を離れたラストになる。それでも1人の女性によって生活が好転した人も多い。すべてがハッキリどうなったか描かれてないのが曖昧で残念。
師匠の死体を埋めたのは衝撃だった。
この人、陰が深そう。
ドラマでは久々の当たり!
スッキリもするし、心優しくもなる。



「人間っていう箱に入った宇宙人。わかりあえないのは星がバラバラだから当たり前。」
「死体埋めた後はラーメン食べたくなる」
たかし

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